私は今、
「障がい者グループホームの世話人」
をしています。
夕方4時~次の日の朝9時までの勤務になります。
今日は、男性棟での夜勤明けになります。
◆男性棟に入ることに
私は、会社の方に、
月に何日もシフトに入れてほしいとは
お願いしていません。
実家の一人暮らしの母が、
細々とやっている店を手伝ったりもしていますので、
世話人のみなさんが入れないところに入れてもらう
という形をとっています。
先月、男性棟の方で急遽辞めてしまう方がでてしまい、
既に出来上がっていたシフト表を組みなおすことになり、
私に声がかかりました。
私は、女性棟の方しか勤務したことがありません。
話がきたときに
男性棟ですか…うーん…
会社の方も困っている感じでしたので、
一日だけということで、
不安な気持ちの中、引き受けました。
他にも、女性の世話人さんが、
男性棟に入られていることも知っていましたので、
やってみなきゃわからないし、
と思って勤務に入りました。
◆いざ入ってみたら
利用者さんは男性2人です。
20代と40代の方です。
サビ管(サービス管理責任者)の方から、
ある程度のことは聞いています。
詳しい情報もファイルにあります。
お二人とも、
語れないような環境で生きてきています。
私が不安になっていて、どうするんでしょう。
玄関入って挨拶したら、
部屋の中から、40代の方が
「はーい」と返事が返ってきました(^-^)
20代の方は、外出中でした。
40代の方は、17時にお風呂に入るので、
すぐにお湯ためて、
お米といで炊く準備して、
トイレ掃除に洗濯物たたんで片付けて、
鼻歌なんか歌いながら料理の準備して…。
不安じゃなくて、楽しもうと思いました。
利用者さんの中には、
世話人と関わりたくないという方もいます。
中には、
世話人に必要以上に話しかけられて、
うるさい、うざい、と感じる方もいるんだそうです。
世話人も、毎日入れ替わりますので、
利用者さんもいろいろな方と接することが
苦になることもあると思います。
いつも部屋から出てこない20代のA君も、
検温の時は普通にドアを開けてくれて、
計らせてくれるとは聞いていました。
中には、
ある世話人が声かけても応答のないこともあるようです。
この時に、初めて会いました。
そっか、あなたが…A君…
検温して、「どこか体調は悪くないですか?」
と聞くと、頭をコクンとするだけ。
A君、ありがとう…
ドアを開けた、それだけなんですが、
なんか私が胸がいっぱいになりました。
彼のファイルを読んで、
いろいろと思うことがあったからです。
夕食時過ぎたら、
この男性2人のお世話は大丈夫だなと思いました。
◆私の失敗
40代の男性は、病気を抱えていて、
塩分摂りすぎに注意してる方だったのに、
味噌汁を出してしまいました(>_<)
いつもは、出さないということを
忘れてました。
でも、ちゃんと本人が残してくれてます。
そうなんです、私よりしっかりしているんです^^;
部屋の掃除もするし、
自分の入った後のお風呂掃除もする、
洗濯も自分でできるし、
ほめたいことがたくさんです(^-^)
◆不安になっていたのは…
男性棟に世話人で入っている60代の女性の方が、
「やっぱり男性棟は、なんか不安なのよ」
と言っていると、
他の女性の世話人から聞きました。
そして、
世話人室の内側からの鍵がうまくかからないから、
引き戸に突っ張り棒を置いて、
開かないようにしてるのよと。
なにが不安に思われるのかは、
想像にお任せします。
いろいろな事件もありますので…。
私は、最新の記事に書きましたが、
私は小学校の頃のいやな経験があって、
なにかそういう状況に自分をおくことがこわいというか、
避けたいと思っています。
今回、本当は男性棟に、
2日シフトで入ってほしいと言われたのですが、
1日にしてもらった次第です。
◆なんとか終了
男性棟は、
基本男性がいいように思います。
でも、女性の持っている母性というか、
優しさはまた違うと思うんです。
家族のような温かいところを感じてもらうのも
いいと思うんですよね。
私は、
来月は女性棟のみのシフトになっていますが、
たまに男性棟でも大丈夫と思えています。
でも、今回は男性2人でしたが、
3人4人だと…
それはちょっと私はダメでしょうね。
夜中に、
2人ともトイレに何回か起きるので、
そのたびに歩く音で、
そちらに神経がいってた私です。
今回、不安な中、勤務始まりましたが、
なんとか終了しました。
今日は、ゆっくり寝ようと思います。