いっぴつじ blog

日々のことをひつじが一筆かきます。

80代は、徳を積んできた人とそうでない人が極端すぎます。

私の母の周りの80代の方々

私の母は、細々と店をやっています。

その母から聞いた話だったり、

私が実家に行ったときにたまたま会って、

話をしたりする80代の方々の話になります。

【徳を積んできたと思われる人】

『徳を積む』とは、

人のためになる善い行いをすることをいいます。

自分のためだけでなく、人のために役に立つような生き方・考え方をすれば、

おのずと徳を積むことになるのです。

  

それで、思うのですが、

80代を見ているとなかなか勉強になります。

 

私が、この人はなんていつもこんなに笑顔なんだろう、

と思うおじいちゃんがいます。

いや、男性にします。

 

いつもニコニコして、野菜作ったから食べて!と、

母のところに持って来てくれます。

82歳ですが、まだ野菜の直売所に自分の野菜を出して、

販売もしている元気な方です。

いつも、売れ残りを一人暮らしの母に持ってきてくれます。

ありがたいです。

 

話し方も穏やかで、布袋様のような顔をしていて、

拝みたくなるような気持ちになります。

まさに、行動がお顔に出ているんだと思います。

誰に対しても、その表情は変わりません。

 

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奥さんは、今デイサービスを利用していて、

料理はまったくしなくなったそうで、

料理も旦那さんが作っているそうです。

 

この前は、奥さんと二人で母の店に来てお茶飲んで行ったときの話です。

 

「そろそろ帰るか。お母さん、なにか食べたいのあるか?」と聞きます。

「私、ラーメンが食べたいわ。」と奥さんが言います。

「よし、じゃ食べに行くか。どこがいいんだ?」と。

 

私が見ている80代の夫婦の中でも、ダントツです。

何気ない会話です。

でも、優しい、心のこもった言葉であふれています。

 

私の母は、父に名前で呼んでもらったこともないし、

だいたいが「おい」でしたから、

いい夫婦だねと、うらやましがっていました。

 

このご夫婦、若い時に苦労されてます。

男性は、自分が小さいときに両親が亡くなって、

妹と親せきに預けられたり、

貧乏でイヤな思いを散々してきたと話されます。

 

なのに、それをあの時があったから今があって、

今が幸せだからもういい、もう過ぎたことだと話します。

 

それです。そこが大事だと思います。

誰のことも恨んでるようなところがないんです。

 

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今は、お金もあるそうです。

息子さんが4人いますが、

みなさん全国に散らばってご活躍されてます。

母と話します。徳を積んできたんだろうねと。

 

【徳を積んでこなかったと思われる方々】 

母の店に時々来る82歳の同い年夫婦の話

 

奥さんは車の運転できませんから、

いつも足になって連れて行くのは旦那さんのほうです。

どこへ行くにもです。

それだけ見ても、奥さんは旦那さんに感謝ですよね。

 

ですが、会話を聞いてると、

「こいつなんてねー」と、

奥さんが旦那さんのこと「こいつ」って言うことに

私と母と驚きました。

 

寝室は50代の頃から別だったそうです。

話の主導権はいつも奥さんなので、

私も旦那さんのほうの声をあまり聞いたことがありません。

 

そして、すごく痩せてます。

お昼は毎日カップラーメンだそうです。

「うちのお昼なんて、てんでてんでが好きなの食べるんだ。」と、奥さん。

「夜の洗い物はこいつがするし。」です。

 

奥さんは、この物言いだからでしょうか、

自分の妹たちとも喧嘩して行き来してないそうです。

80代になってもです。さみしくないですか。

 

長男夫婦と最初は同居してましたが、

孫の育児で、あーでもないこーでもないと口出しされ、

お嫁さんが我慢できずに別居されてます。

でも、こちらの長男家族は家を建てて幸せに暮らしてます。

 

私は、このご夫婦がとても楽しそうには見えないんです。

この奥さんは、一人では何もできないタイプなのに、

感謝の気持ちを旦那さんに言えないところが悲しいです。

「ありがとう」なんて、簡単なんですけど、言えないんですね。

 

母の近所の80代の方々

 

この近所のおばあちゃんたちの話は、

小学生の女の子達...より悪いかもしれません。

 

母の店の前の道路沿いには、

80代の元気なおばあちゃん8人くらいいます。

 

母は、日々悪口の聞かされ合いでうんざりしてます。

そんな話にはのらないようにと、

自分に言い聞かせています。

 

狭い中での悪口です。

誰かの家に集まって、

いない人の悪口を言うパターンらしいです。

80代になってもです。

 

どうも、このタイプの人たちに多いのが、

「人のものは自分のもの」という考えです。

 

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集まった時の、お茶菓子でも、

誰が持って帰るかで、もめたりするそうです。

先輩方、しっかりしてください!

 

同級会では、社長になってもあの頃のことでいじられる

 

これも、がっかりする話ですが、

母が80歳前での同級会の話です。

 

当然、みなさんいい大人ですよね。

でも、会が始まると、中学の頃の話になります。

それが、まったくあの頃と構図が一緒というか、

いじめてたほうも、いじめられてたほうも、

そのまま同じでいくそうです。

 

それが、見てていやだといつも母は言います。

あの頃、おとなしくて全然人前でも話せなかった人が、

世の中に出て社長になってたりするわけです。

それを、「あの時のお前が。」となるんだそうです。

 

母は、わりとそいうところに腹が立つ人なので、

「昔は昔、今は今ってなんで見れないんだ!」と言うらしいですが、

響かないそうです。

 

この同級生たちを見ても、人のために善いことをしてきたかどうか、

徳を積んできたかどうかよーーくわかるそうです。

母曰く、イジメられていた人のほうが、

素晴らしい人間になっているそうです。 

 

80代を見てて思うこと

 

人生の先輩である人たちは、

私たちのお手本になっていてほしいと願います。

今回、いい方の話が少なかったですが、

ちゃんと周りにも尊敬できる方たくさんいらっしゃいます。

でも、こんな80代もいます、と言う意味で 書きました。

 

徳を積んでる人は、心穏やかで、人の幸せも心から祈れる人だと思います。

徳を積むためには、きれいな言葉づかいも大切です。

夫に「こいつ」なんていけません。

汚い言葉は、周囲を不快にさせます。

 

徳を積むことは、お金をかけずにできることばかりです。

私も徳を積んで、幸せの貯金を増やしていこうと思います。

そして、心から人の幸せを祈れる人間になれるよう、

生きていきたいと思います。

 

そして、これはシリーズにしていこうかと思います。

みなさんに参考にしていただきたくて(*^-^*)

大人はそういません。。