やさしい人に出会うとうれしい
3月に仕事を辞めてから、
「性格のきつい人」や「我が強い人」
「なにか怒ってる」って人に出会わないおかげで
平穏に日々が過ぎてると感じます。
今日行った郵便局の窓口の男性の方、
とってもやさしい口調で時々笑いながら対応していただいて、
マスクしてお互いの表情が全部はわからないにしても、
こちらも笑顔になりました。
その後に行った役所の窓口の女性の方も、
近くに歩いて行っただけで、
「こちらへどうぞ」とすぐに案内していただきました。
さすがです。
記入の仕方も丁寧に教えてくださり、
助かりました。
「今、窓口に来られた方にアンケートの記入をお願いしているんですが
ご協力お願いできますか。」と言われ、
「はい、わかりました。」
見ると、内容は窓口の対応のことでした。
”とても良い”から始まる、よく見る5段階の記入です。
当然、”とても良い ”です。
下の欄には、
今の私の温かくなっている気持ちを記入してきました。
最後は、「ありがとうございました。」
と可愛らしい笑顔で言われて、
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。」
こういうやり取りは、
普通のことであたりまえかもしれませんが、
話し方や態度ってその人が出ると思うんです。
なんていい日！って、気分がいいです(*^-^*)
私は、以前の仕事でサービス業も経験してますので、
よくわかります。
いろいろなお客さんがいて、気を使いすぎて疲れました。
できることなら、
性格がきつい人や怒りっぽい人のそばには、
近づきたくないです。
余計なエネルギーも使いたくありません。
やさしく育っていますか？
過去の忘れられない話になります。
息子が中学の時です。
全校生徒が自転車通学です。
ある日の午後、私が家にいたら電話がかかってきました。
「○○警察ですが、お宅のご主人名義の自転車が○○の場所に放置してありまして、
○○会社の方が保管してますと連絡してきました。取りに行ってもらえますか。」
「はっ？？？ あの、その自転車は息子が中学に通学用で使ってまして、
今息子はまだ学校ですが．．．なんでそんなところにあるんですか。」
「お宅の息子さんが、学校抜け出してそこに放置したんじゃないですか。
とりあえず、取りに行ってください。」
うちの子が学校を抜け出した…
言い方も言い方だなあと思いましたが、
あわてて学校に電話かけて事情を説明しました。
すると、先生は教室に確認に行き、
うちの子はまだ授業受けてると言います。
いったい、なにが起こってるの⁉
先生は、思い当たることがあると。
先生は、息子に自転車がないことを伝えてくれるということなので、
私はまず、その保管してもらった会社に電話をかけました。
聞けば、会社の敷地ではなくて、
国道沿いの歩道に倒して放置されてたそうです。
息子と一緒に取りに行くことにしたので、
夕方学校に息子を迎えに行きました。
その時に先生から聞かされました。
○○君が、抜け出して自転車に乗って学校を出ていくのを見た先生がいたようです。
そういうことなの⁉と。
とりあえず、自転車を取りに行かなければと、
見つけて保管していただいたことに感謝し、
菓子折り買ってその会社に行きました。
「自転車を見つけていただき、ありがとうございました。」
と、頭を下げました。
「たまたま、そこの歩道側を見たら乗り捨ててあって、
中学のステッカーが貼ってあるしと思って連絡しました。」
「どうされたんですか？」と聞かれ、
他の生徒が授業抜け出して、
うちの息子の自転車を乗ってきたことを話しました。
学校とのやりとりで、
被害届を警察に出すか聞かれましたが、
それはいいですと。まだ15歳です。
でも、そちらの親御さんにはこのことをちゃんと話してくださいと、
お願いしました。
先生は、注意して見ている生徒さんだったようです。
次の日、先生から電話がきて、
そこの家の親と連絡がつかないと言います。
生徒にも、自分がやったことを親に話すように言ったらしいですが、
それも伝わったのかどうかと話します。
私だったら、自分の息子が人の自転車を盗んだのなら
「申し訳ありませんでした。」と頭を下げに行きますが。
きっと、家庭環境になにかあるんだろうと、
私は、かえってその子がかわいそうになってきました。
親から愛情をもらえてるだろうかと。
息子は、なにか知っていたのか、
怒りもしませんでした。
あいつだからな、くらいでした。
結局、親からなんの連絡もなく、
数日過ぎてから朝9時頃電話がかかってきて、
誰かと思ったら盗んだ本人生徒からでした。
「○○君の自転車を乗って行ってすみませんでした。」と。
「ありがとう。ちゃんと電話してくれたんだね。」と、
電話をかけてきてくれたことを認めて、褒めました。
親のことを聞くと、黙ってしまいました。
この子はこの子で大変なんだなと察しました。
まだ、15歳です。責められません。
それに、この時間帯学校に行っているはずなのに、
自宅から電話かけてきてます。
今日は行ってないんだね。
今、どうしているでしょう。
この時も、いろいろと考えさせられる出来事でした。
