うちの息子たちの話をします
この辺りの川に鮭が上ってくるんです。
子どもなら、普通なら、大人でも、興味ありますよね。
私でも、わーーー、えーーー鮭ーーって思いました。
次男が小3の時、学校帰りに川にいる鮭を見つけたんです。
帰ってくるなり、
「お母さん、川にでっかい魚がいるからとってくる!」と言うので、
私は、「えーー、じゃあ、アミとバケツ持ってく?」と、その好奇心は大事だと。
近所の一つ上の男の子と一緒に行ったみたいです。
私は、放課後のことは我が家の責任だと思っていますので、万が一何かあっても誰も責めません。
次男は、「おかあさーん」と帰ってきました。
バケツに入りきらないでっかい鮭をつかまえてきたんです。
「すごいねーー」と私は褒めまくりです。
我が家は、夫も同じです。「すげーなー」と。
その鮭は、卵もあったので、卵は醤油漬けにして「イクラ」ですよね。
身のほうは、焼いて食べてみたのですが、もう川に上がってくる鮭は脂がのってないのでパサパサしてました。
もう、その日の夕飯の時は、小6の長男が、次男に
「お前すごいな」
っていう話でみんなで盛り上がりました。
次の日です。小6の長男が学校から帰ってきて「お母さん、聞いて!」と言います。
「今日ね、先生が、昨日学校に地域の方から電話がありましたって言うんだよ。
川にいる魚をいじめてる子どもがいる。そんなことしないようにって。
川のそばにもいかないように」と。
「でも、それってうちの弟じゃん!」って俺、言ったよ。
「あのー、先生、その魚、昨日うちで焼いて食べたし、イクラにしました。」と。
クラス中笑いと、先生は何も言えない感じだったみたいです。
だって、その通りですし^^;
それに、みなさん、鮭食べてますよね。
子どもも生きていくすべだと感じてるんだと思うんです。
生きる力です。
学校に電話する方いるんですよね。
直接、「危ないよ」と、
子どもに言ってくれたほうがまだいいんじゃないでしょうか。
本当に先生も大変です。我が家はそのたびに、学校から連絡もらって....。
「申し訳ありません。」と何度言ったことでしょう^^;
好奇心をみんな奪われてます。
もう少し見守れませんか、と言いたいです。
あの頃もすでに、外で遊ぶ男子はほとんど見ません。ゲームだったと思います。
我が家もそのあとはゲームにどっぷり浸かっていくことになりますが(-"-)
うちの息子たちのこれが立派な好奇心だったと思うのですが、
結局あの時に否定されてしまいました。
昔とそんなに変わらない自然の中に生きているのに...
今の世の中は生きにくい。
という、今でも話題にあがる我が家のエピソードのひとつでした。