いっぴつじ blog

日々のことをひつじが一筆かきます。

なにか【予感】だったんでしょうか ~1通の手紙から

なぜ、クローゼットの整理⁉

今日は、自分でもおかしいのですが、

クローゼットの中を整理しようと思い立ちました。

 

今日は、青空出てたから、

いつもの私なら出かけてます。

 

なのに、でも、クローゼットの中を整理したくて、

外に出かけたくなる私はどこへ⁉

という感じでした。

 

今日は、45リットルのごみ袋で1袋分、

服などを処分することにしました。

 

本当は、クローゼット半分を机にして、

書斎みたいにしてみようかなと思ったんです。

 

 

整理の途中で一通の手紙

あれもこれもと整理して動きましたが、

そこまで、捨てられませんでした。

 

クローゼット半分は、空けることもこともできず、

今回はあきらめます(>_<)

 

ただ、その途中、一通の封筒が出てきました。

私が、20歳の頃の職場の主任からです。

 

手紙を読む人のイラスト(女性)

 

読んでいて、思い出して泣けてきました。

 

私の職場で

隣に座っていたAさん、京都大学卒の頭の切れる方でした。

その頃、Aさん30代でした。娘さんもまだ小さく2人いました。

 

ある日、脳出血で倒れてしまい、生死をさまようことに。

 

入院してから、職場のみんなでお見舞いに行きました。

私は、病院に向かうタクシーの中から、

考えるだけで泣いていました。

 

f:id:hitsujidash:20210201212208j:plain

 

いざ、病院で集中治療室にいるAさんを見て、

涙が止まらなくてダメでした。

 

なにも経験のない私は、そういう場面が初めてで、

ショックを隠せませんでした。

 

「Aさんは、頑張って生きてるんだよ。」と、

上司に言われ、「はい… はい…」と涙が止まらない私。

 

Aさんは、隣りで、いつもニコニコ笑って、

わからないときにはやさしく教えていただきました。

 

そのAさんの手紙が出てきたんです。

実は、もう20年くらい前に亡くなっています。

 

右手が利かずに左手で書いた手紙です。

その、一生懸命に書いた感じがよくわかります。

 

f:id:hitsujidash:20210201215300j:plain

ここまで左手で書くまでには努力されたと思います。

 

捨てられません。

ずっと大事にしようと、やっぱりしまいました。

今回はこれくらいで、整理するのはやめました。

というか、手がとまってしまいました。

 

Aさんに引き寄せられましたか⁉

夕方、実家の母に頼まれた買い物をして、それを届けに行きました。

実家の車庫にバックで車を止めようとしてる時に、

ウォーキングの男性の足を止めてしまいました。

 

そしたら、その男性が立ち止まって、こちらを見てます。

マスクなしでしたので、すぐわかりました。

 

その頃のAさんの上司の係長です。

私にとっても、係長です。

 

実は、私と同じ町だとは聞いてたんですが、

会うことはなかったので驚きました。

 

「K さんですか!」と。

私は、車から降りて声掛けました。

 

Kさんも、

「私の実家がここだとわかっていても、

会うことなかったね。」と。

 

ウォーキングの途中だったんだと、

少し立ち話しました。

 

その会話の中で、

「俺さ、あの亡くなったAさんと同じ年だったんだよ。」と。

 

私、なにも言い出してないんですが、

その上司は、突然Aさんの話をし始めました。

  

「えーーーーー、私今日Aさんのその時の手紙が出て来て、

いろいろと思い出してたんですよ。

私、思い出して泣いてしまって…。」と。

 

少し、その頃の話をしました。

不思議でした。

 

冷たい雨が降って来たので、

そこで「またね。」と別れました。

 

Aさんという亡くなった主任のことを思い出したのに、

その時の係長であったKさんに会って話をするなんて、

偶然というよりは、これは必然だったなと思います。

 

2人で、Aさんのことを思い出して、話しました。 

Aさんのこと、忘れません。

あの時のやさしい笑顔のままです。

 

**  ** **

 

Kさんには、お元気で!と別れました(^-^)

つい、「係長!」って言ってしまいそうでした。

 

不思議な偶然でした。