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私20歳。
この時の事故だけは、
白バイの警察官にちょっと聞きたいです。
あの頃ずっと意味が分からずにいました。
いつもの通い慣れた道
私は、片道20㎞ある職場に車で通勤してました。
市の中心部に向かって行くので、
とにかく渋滞します。
信濃川を渡らなければ行けないので、
どうしてもみんな橋めがけて混雑してしまいます。
少しでも回避できる道を選んで行くわけです。
その頃、兄も私の職場の近くに会社がありましたので、
だいたい同じ時間帯にお互いが車で家を出ていました。
その日も、兄が先に出て行きました。
いつもの農道から行きます。
農道では、兄の車の後ろに1台、その後ろが私で、
走っていました。
晴れていたし、冬でもなく、
いつものように農道ではスムーズに走ってました。
橋の上で白バイが
家から6㎞走った農道で、一つ橋を渡ります。
だいたい橋は坂になっていますよね。
少し長い橋でこちらから行くと上がっているので、
橋の上の先は見えてません。
ずっとそこまで兄が先頭で、兄の前には車がいなくて、
私達3台で走ってました。
私からの目線で話すと、
坂の上に上がったら、
前の車がいきなり急ブレーキをかけて、
兄の車にぶつかってしまう光景が目に入り、
えーーーー!!と私も急ブレーキかけます。
あーーーー止まらない、ガシャーーーン!!
前の車は止まれず兄の車にぶつかり、
私もまた止まれず前の車にぶつかり、
兄は2回衝撃を受けました。
誰もケガはしてないです。
というか、なんで兄がそこで止まるのー!!
私が車から降りたら、
対向車線に白バイがいました。
橋を渡り終えるところに横断歩道がありますが、
そこに白バイが止まっていました。
兄が言うには、
横断歩道のところで対向車線の白バイから突然止まれの合図されて、
兄も急ブレーキで止まったそうです。
誰も、渡っていなかったのにです。
そこは、見通しのいい原っぱで、民家も左に一軒のみです。
事故を目撃した人は、だれもいなかったです。
3人で、呆然としてました。
30年前で携帯もない時代でしたから、
兄は、一軒しかないその民家から電話借りて父に電話したり、
会社に電話したりしに行きました。
それより、白バイの警察官の行動に驚いてしまいました。
なんの事故処理もしないで、いなくなってしまいました。
今この歳になったら、ちゃんと対処できたと思いますが、
私20歳、兄24歳、私のぶつかった男性は19歳で、
同じ町の良く知ってる1つ下の人でした。
無知と若さと動揺でなにもできずに、
自分たちの車をなんとかすることで精一杯でした。
私は、白バイの警察官の声すら聞いてません。
私達に声もかけずにいないくなりました。
この事故はなんだったんでしょうか
あの頃父が、
知り合いの警察官にこのことを話したことがあって、
「なんだそれ!名前知らないか。」と警察官から聞かれましたが、
私達3人とも知りませんし(泣)
その場に白バイの警察官がいたわけですから、
警察に電話する頭にもなっていなかったし。
この前も兄とそんな話になって、
あの白バイ何がしたかったんだろうね、と。
兄が言います。
あれは、自分が引き起こした事故だと思ったんだね。
俺たちが悪いんだったら、
いなくならないって。
ばつが悪くなったんだろ。
まさか、止めたばっかりに3台の追突事故になると思ってなかったんだ、
あの白バイ。
我が家は、あの時車2台も修理に出すことになったわけで、
修理代かかりました。
「兄妹でぶつかるってさー、そうないよね」と、
話しました。
母は、あの時電話もらって血の気がサーーーッと引いたのが
忘れられないと言ってました。
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本当に、誰もケガもなくてよかったです。
あれから、ぶつけられることはあっても、
私はぶつけるような事故は起こしてないです(;^_^A
たまに思い出して、気を付けようと思います。
通い慣れた道で、予期せぬことが起こるわけですから。
記事を書きながら、外の暴風雪で、
こわい~と口に出してました(>_<)
家が壊れそうです。