今週のお題「怖い話」
在宅ワークで図面作成
私は30代の頃、子どもが小さかったこともあり、
在宅ワークしてた時期がありました。
某ハウスメーカーからの外注先として、
仕事をもらっていました。
Auto CADでの住宅用の図面作成してました。
私は、その会社の設計部の女性から依頼を受けると、
動くことになります。
建築確認申請の書類も作成しますので、
役所に調べに行ったり、
現場に行ったりしてました。
その女性、
仕事が遅いのか、段取りが悪いのか、
私に対してのいじめなのかわかりませんが、
夜の9時にFAXを流してきて、
朝の9時までにお願いしますと言ってきます。
徹夜を何回もすることになりました (´;ω;`)ウゥゥ
まあ、仕事をいただく立場でしたので、
何も言えず、こなしていました。
図面がまちがってる⁉
多い時で、月に5件ほどの建築に携わっていました。
図面に関してのやりとりは、
その会社からは30㎞も離れていたので、
FAXと電話での確認でやり取りしていました。
図面のデータは、メールで送れるので、
在宅で問題ありませんでした。
そして、いつも通り、私の作成した図面通りに、
工事が始まります。
ある日、携帯にその会社から電話がかかってきました。
設計部の部長からです。男性です。
『○○様邸なんだけど、
図面の敷地が違ってて、現場で”基礎工事””をやってしまってから
おかしいことに気が付いて...
敷地の境界線から住宅との離れの寸法違うんだよね。』
基礎工事をした…… えーーどうなるの…⁉
『それで、だれがどこで間違ったのか、知りたいんだよね。
あなたが間違ったのなら、弁償してもらうことになりますし。』
犯人捜しです。
もう私、サーーーッと血の気が引きました。
ちょっと冷静になって、数字に間違いはないはずだと思って、
「私のほうで確認して、折り返しすぐにご連絡します。」とだけ言って、
電話切りました。
焦ります💦 なんでーーーー⁉
私は、1件ずつファイルにしてたので、
すぐに出して確認します。
FAXで見えてない数字や、あやしい数字、
疑問に思ったことは全て電話で確認していました。
日付と時間と話した内容をすべてメモしてあります。
”これでいったら、私は間違ってない”
設計部長に電話して話します。
『あーーそう。じゃあ、こっちでも確認してみるね。』と…
なんでしょう、
私じゃなくてガッカリしたように聞こえました。
まだ、ハッキリしたわけではないので、
ずっと落ち着かず心臓がバクバクしてたのを覚えています。
FAXのやりとりがまずかった
設計部長から、電話がかかってきました。
『今回は、うちのほうのミスでした。
うちのほうもFAXで敷地の寸法もらってて、
すでにうちのほうで【3】を【8】だと
間違えて認識していて、そちらに伝えてました。』
そうなんです、
ある部分の数字を間違ってたんです。
怖いです。ほんとに怖かったです。
今思っても、怖かったです。
会社に属してないだけに、
万が一間違って個人負担...いくら...
怖いです。
思うこと
今、その仕事はやっていませんが、
あの頃はコピーのコピーがFAXできたりすると、
だんだん文字がぼやけてきてました。
ましてや、我が家のFAXは当時、
そんなに性能がいいものではなかったので、
数字は確認してからの作業じゃないとだめでした。
あのあと、基礎工事は当然最初からやり直しになりました。
あの設計部の女性は、しばらくしていなくなりました。
やりとりをすべてメモしていて、
ほんとに助かったと思った出来事でした。
飲まないとやってられません!!って、感じでした。