いっぴつじ blog

日々のことをひつじが一筆かきます。

仕事を続けられるかどうかは、子どもにもよります。

「仕事と子育て」

私には息子が2人います。

30代の頃の子育てが大変だったので、

仕事との両立は難しかったです。

これは、子育てのほんの一部分の話です。

次男、保育園年少で行方不明に

私が30歳過ぎた頃の話になります。

 

長男小学校1年生、次男保育園年少。

私は、建築関係の会社にパートとして勤めていました。

 

長男は、朝7:30に家を出て集団登校で小学校に行きます。

次男は、8:30までに保育園に送り、私はそのまま職場に行きます。

 

3月のことでした。

いつものように、長男は「行って来ます。」と小学校へ。

次男は、長靴はいて外に出て、

「お兄ちゃん、いってらっしゃーい。」と言ってました。

次男は、この時まだ着替えていなくてパジャマです。

 

f:id:hitsujidash:20200708122652p:plain

 

「ほら、時間になったら服着替えて、用意してね。」

  「わかった。」

 

私も、自分の準備と保育園のお弁当だのと、バタバタしてました。

あの子まだ外だよなと思って、

呼びに私も外に出たんですが、

どこにも姿がありません。

呼んでも返事はないし、えっどこに行った?

 

呼びながら、近所を探します。いません。

途中会った人にも聞きましたが、見なかったと。

えーーー、行くって言っても遠くじゃないし...誘拐、いやまさか。

 

私も自分の足で探せるところは行ってみました。

3月です。晴れた日でしたが、まだ寒いです。

あの子、パジャマに長靴です。寒いはずです。

 

そうだ! もう家に戻ってるかもしれない。

いない!

どうしよう!!えーーー、どこーーー

 

私は、ものすごく動揺してたこと覚えてます。

外で立ち尽くしてたら、家の中から電話が鳴ってます。

あわてて、出ました。

 

「○○小学校ですが、お母さんですか?」

   「はい」

「お母さん、心配してましたか。○○君、今学校に来てます。

 お兄ちゃんの教室にいますので、安心してください。

 迎えに来ていただけますか。」とのこと。

 

安心はしましたが、

どうなると2㎞もある小学校にたどりつけるんですかね。

時間でいったら、お兄ちゃんについていったわけではなさそうだし。

 

すぐに迎えに行きました。

1年生の教室に行くと、先生が笑ってました。

「すみませーん!」と先生のところに駆け寄ると、

「今、お兄ちゃんの席のところに座ってますよ。」と。

 

見ると、椅子まで出してもらって座ってます。

周りを生徒に囲まれて、ニコニコしてます。

パジャマです。

 

「あなた、学校じゃなくて保育園でしょ。

 はい、行くよ。」

  「やだ!ここにいる!」と、

お兄ちゃんの机にしがみついて離れません。

みんな笑ってました。

 

「すみません。お騒がせしました。」と、

次男の指を1本ずつ机から離しながら、謝りながら

抱きかかえ車に。

 

先生が言うには、もう学校の近くまで歩いてきていて、

まだ学校についてない集団登校してた生徒が、

「あれって、○○の弟だ。」と。

もう家も遠いしということで、

学校に連れてきてくれたんだそうです。

感謝です。 

 

「なんで、学校に行ったの?」と聞くと、

「お兄ちゃんのところに行きたかったから。」でした。

 

そっか、わかったと、

もう叱ってどうなることもないので、

お母さん、心配したんだよーーとそれは伝えて、保育園へ。

 

次男、保育園年中で行方不明に

その1年後の3月の朝です。

長男小2、次男保育園年中です。

 

「俺、時間になるまで外で自転車乘ってるー」と次男。

「わかった。気を付けてね。呼んだら行く時間だからね。」と。

うちの団地は、その時間帯は車の通りがないので、

いつものことだし、私も心配してなかったんです。

f:id:hitsujidash:20200708122851p:plain

えっ?えーー?、またいません。

姿がありません。呼んでもいません。

自転車で事故?川に落ちた?どこかにぶつかってる?とか、

よからぬことを考えて、でも、どこ探せば...。

 

あの事件から1年後とは言え、私忘れてました。

 

電話かかってきました。

「○○小学校です。お母さん、探されてましたか。

 ○○君、自転車で学校に来てまして、

 今、廊下で読み聞かせをみんなと一緒に聞いてますので、

 お迎えお願いします。」と。

先生は、去年に引き続き同じ担任してもらってました。

「すみません、すぐに行きます。」と。

 

廊下に行くと、ボランティアのお母さんが読み聞かせをしています。

体育座りでみんな聞いてます。

いました。お兄ちゃんの横に座って、一緒に聞いてます。

 

私は小さな声で手招きしながら、

「○○、こっち、あなたは保育園。ここじゃないでしょ。おいで。」

ふん!って感じで、読み聞かせ聞いてます。

私と次男のやり取り見て、みんな笑ってます。

また、抱きかかえて連れていきます。

 

今回は、車のトランクに自転車を積んで帰ることに。

先生は、

「すごいですよね。私、ずっと教師してますが、見たことありません。

 この距離ですよ。」と。

私にちゃんと見ててください、

という意味も込めてだったと思います。 

 

「それに、もう補助輪はずしてるんですね。」と。

確かに、次男は2歳半で補助輪なしで乗ってました。

 

結局理由は、だってお兄ちゃんのとこに行きたかったんだもん!でした。

こんなですから、保育園では先生に毎日いろいろと言われていたんでしょう。

保育園に行きたくないという理由もあったと思います。

 

もう、無事でよかったという気持ちだけで、

叱るとかまったくでした。

 

長男、小1で行方不明に

次男に続き、長男もありました。

 

私が勤務中のときです。

午後、会社に小学校から電話が来て、

長男が学校終わって出たが、学童保育のほうに来ていないと。

それで、今学校の先生と学童のほうでも探しているので、

お母さんも家のほうとか行ってもらえませんかと、

言うことでした。

 

仕事抜けて探しました。

しばらくして、長男が家に帰って来ました。

聞けば、

「だって、学童に行きたくなかったんだもん。

 上の子たちがいじめるし。」と。

そっか、それならわかる。そうだねと。

この時は、先生方を巻き込んでしまい、

大変でした。

「ご迷惑をおかけしました。」と、

あちこち頭下げました。 

 

それから、とてもだめで、

学童をやめました。

私達の両親も仕事をしてましたので、頼めなかったのですが、

何度か自営業の私の母にお願いして、

みてもらうことができたくらいです。

 

私は、こういうのが多くて、会社にも迷惑かけますし、

学校や保育園にも何回頭を下げたかわかりません。

子どもは子どもなりに理由があるので、

難しいところです。

f:id:hitsujidash:20200611111149j:plain

鼻歌を歌いながら歩く長男、後ろも見ず突き進む次男

仕事と子育ての両立

息子たちに起きた出来事は、

この先もいろいろ続いていきました^^;

 

次男のこの2回あった事件のことは、

他のお母さんたちにも知られていて、

『この話、伝説だよねーー』と言われています。

お恥ずかしいです。

 

私の周りで、

「うちの子、面談で何も言うことありませんって、いつも言われるんです。」

と、自慢そうに話すお母さんいます。

いいですね、おたくは娘さん2人で優秀ですもんねと。

 

あの頃、こんなに子育てで差があっていいのかと思いました。

あちらは楽で、こっちはいつもバタバタして大変で。

なんなんでしょう、この違い!と思ってました。

 

思うのですが、子どもの性格によっても仕事に影響出てきます。

私の場合、バリバリ仕事したかったのですが、

できませんでした。

 

ただ、この息子たちのおかげで、子どもを見る幅は広がりました。

自分にとっていい子しか育ててないと、たかがそこまでの枠です。

でも、問題を起こしてくれると、そのたびに私も勉強になりました。

いい子側も、やんちゃで元気な側も、

いじめる側もいじめられる側も、

みんな見てこれました。

先生との関りも多かったです。

これは、私の子育てで得したことです。

 

ちなみに、私は、「仕事と子育ての両立」は難しかったです。  

 

f:id:hitsujidash:20200608091606j:plain



働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て
by オリックスグループ