いっぴつじ blog

日々のことをひつじが一筆かきます。

コロナの治療薬の話を聞くと、【インフルエンザのタミフル】を思い出す

今、新型コロナウイルスの治療薬や

ワクチンの開発が進められていますが、

私は、どうも怖さがあります。

 

▲インフルエンザで【タミフル】を処方される

息子が小学校の時のことです。

インフルエンザが流行っていました。

高熱が出たので、

かかりつけの内科医へ行きました。

インフルエンザでした。

その時に、出された薬が【タミフル】でした。

 

薬の説明は受けましたが、

特別なにがどうとは思わずに聞いてました。

 

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家に帰って、タミフルを飲ませて、

1階のリビングにに布団を敷いて寝かせました。

私は、仕事を休み看病してました。

 

息子も、ハアハア言いながらも寝たようでした。

それから何時間かしてからのことです。

 

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▲【タミフル】飲んで、異常行動

突然、「わーーー」と、大声を出して起き上がり、

「ここやだ!そこに土が土が...土が山になってる。」

と、リビングの真ん中を指さして言います。 

「どうしたの!なんにも土なんてないよ。」

と、私が言うのですが、目はうつろで焦点が合ってないようで、

「ここやだ、ここやだ」と動き回ります。

 

「そこにおじさんたちがたくさんいて、怖い。怖い。」と。

  「誰もいないよ、おじさんたちいないよ。」

まったく、私の言葉など耳に入ってない感じです。

 

息子は、ここやだ!ここやだ!と言いながら、

階段を上がっていきます。

なになにちょっと待ってと、私もついていきます。

私達の寝室のドアを開けたので、

「ここで寝る?」と誘うと、

「わーーーここにもおじさんがいる!やだー」

息子は、泣きながら言ってました。

 

次に、長男の部屋を開けて、

「ここにもいる。どこにいけばいいんだーー」

わーーーーんと泣いてます。

どんなおじさんが見えているんでしょう。

こっちも気が気じゃなかったです。

 

2階の奥の部屋まで行き、ドアを開けて、

「ここはいない。ここがいい。」と泣いてます。

仕方なく、そこで寝せることにしました。

 

私は、

この子もしかして見えてはいけないものが見えてるんだろうか。

この家、何かあるんじゃ...と、

いろいろ考えました。

 

この家中古で買ったんですが、

前のご夫婦は新築で建てたのに1年で手放していたんですよね。

それもあって、1年で出ていくなんて、まさか何かあるんじゃ...と、

思っていたところもあったんです。

 

息子のその異常な行動はそのときだけで、

あとは回復に向かいました。

息子に、「その時動き回って大変だったんだよ」と話すのですが、

まったく覚えてませんでした。

 

40度近い熱とは、こんな幻覚みたいなことも起きるんだなあと、

思いました。

それでも、この子なにか見える霊感でもあるのかなと、

これも捨てきれませんでした。

 

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▲ニュースで、10代の男性が死亡!

そのあとです!

ニュースで、10代の患者がインフルエンザでタミフルを服用し、

異常行動をきたし死亡したと知りました。

 

家から出て車道に飛び出し、

大型トラックにひかれ死亡する事故であったり、

マンションから飛び降りて死亡するということもありました。

 

抗インフルエンザウイルス薬の服用後に異常行動(例:急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロするなど)が報告されています。また、これらの異常行動の結果、極めてまれですが、転落等による死亡事例も報告されています。

 

<転落等の事故に対する防止対策の例>
・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)
・ できる限り1階で寝かせる(一戸建てにお住まいの場合)
<異常行動の例>
・ 突然立ち上がって部屋から出ようとする
・ 興奮して窓を開けてベランダに出て、飛び降りようとする
・ 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・ 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・ 変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る

 

出典:インフルエンザQ&A|厚生労働省

 

息子が治ってしばらくしてからのニュースだったので、

えーー!あの異常行動はそのせいだったのー!と思いました。

 

誰からもそんな情報聞いてなかったし、

薬剤師さんからも説明なかったし...びっくりしました。

息子も症例に入るのだろうなと。

 

タミフルをめぐっては異常行動が相次いだため、

厚生労働省が2007年に10代の患者への使用を原則禁止する措置をとりましたが、

結局「異常行動とタミフルの服用の因果関係は認められない」として、

今ではまた処方されるようになったようです。

 

異常行動は、タミフルに限ったことではないようで、

イナビル、リレンザ、ゾフルーザでも異常行動が見られるそうです。

何も服用しなくて起こる異常行動もあるみたいですので、

高熱自体がそうさせることもあるんでしょうね。

 

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薬のことはよくわかりませんが、

それでも強いものなんだろうと想像できます。

できれば、体の中に入れたくないです。

 

今思うと、あの息子の動きからして、

外に飛び出していく可能性は十分にあります。

怖いですよね。

 

という、危ない行動をとった息子の話だったのですが、

今のところまったく霊感はないようです^^;

 

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この夏、一番最初に咲いた朝顔です。